志カ浦の獅子舞 2010/4/1
石川県穴水町志カ浦の「春祭り」で30
人くらいの児童と志カ浦青年団が春の
日差しを浴びて華麗に踊ります!能登
地方ではここが一番の獅子舞かと思
われます・
大勢の男女児童が天狗役を担う”” 蚊帳の中は3人(頭1人中2人)で青年
団が舞わす

[獅子舞はどこから伝わったか] 

1穴水町の「幸寿し」さんのBlogより抜粋
現在、志ヶ浦で踊られている「獅子舞」
についてですが、もともと能登島の向田
地区から伝わったものです。

明治の半ば頃、能登島の向田地区は
能登でも特に相撲が盛んで強い力士
がたくさんおり、また、七尾湾北湾を挟
んで対岸にあたる現在の穴水では
(当時ですが)志ヶ浦地区に強い力士
がたくさんおり、様々な交流があった
そうです。
その交流の一環として「獅子舞」が
伝わりました。当時は、船で来て数日
間宿泊し「獅子舞」を教えたそうです。

天狗役には女子の児童もいる・・・・

2 [獅子舞はどこから伝わったか]
・・・・その際、田畑小右エ門宅に宿泊
したとまで伝えられています。そして、
以後 近隣の他集落へ伝えたとされて
います。
私の3代前の先祖が泊り込みで「河内
、鹿路方面」「三井町洲衛方面」へ教え
に行った話は小さい頃からよく聞きま
した。
余談ですが、「鹿波周辺の地区」につ
いては、向田地区のすぐ対岸なので
直接伝わったと聞いています。向田
地区の春祭りも志ヶ浦と同じく4月1
日みたいです。

村回りに向かう一行

3 [春祭りに踊ります]
志ヶ浦では本来、春祭りに「獅子舞」
をおどります。
歴史の途中で秋にも踊ったことはあ
るようですが、秋は「実った稲穂を食
べられてしまう。」ということらしく、他
地区では、「秋の収穫を祝うために踊
る。」というところもあるみたいです

鉦、太鼓、笛の囃子方は青年団が担う

4 [踊りについて]
大体、小学校1年生から6年生まで「踊
り子」、それ以降は「青年団」となります
が、最近は子供の人数が少なくなって
きているので、踊りたい子は中学1〜
2年生まで踊ります。

各々の年齢に合わせて大体おどりが
決まっています。小さい子供から、ゼン
カ・チンチクリン・ヤギュウリュウ・ホウダツ
・テッポウ・一本棒・二本棒・八尾(ヤ
ツオ)などがあります。

そのほか、刀や薙刀でせりふを言い
ながら対決する、仇(カタキ)・ナギナ
タ などがあります。


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